いつも作っていた料理の味が違うのはガスからIHに変わったから?
これからIHコンロに変わるけど、料理のしかたは変わるの?
こんな悩みにお答えします。
IHコンロとガスコンロは構造が違うことで、料理の味が変わることもあります。
IH・ガスそれぞれの特長と得意な料理を紹介していきます。
それぞれ理由があるんです!
のふぁい
IHコンロとガスコンロで料理が美味しくできるのはどちらか?
今までガスを使ってきた方は、ガスコンロのほうが美味しい料理を作れます。
しかし、IHも使い方に慣れてくればガスと同じような美味しい料理を作ることができます。
IHとガスはそれぞれに得意な料理方法があるので、ひとつずつ紹介していきます。
ガスコンロが得意な料理方法
ガスコンロが得意な料理方法はコチラです。
強い火力で料理する野菜炒めやチンジャオロース、餃子のような焼き料理はガスの方が美味しく作れるようです。
炙りはそもそも火がないとできないので、IHは対象外です。
IHが得意な料理方法
IHコンロが得意な料理方法はコチラです。
お湯を沸かした場合、IHのほうがガスより早く沸くので茹でる時間が少なくなるIHのほうが優位になります。
ガスにあった「煮る」とIHの「煮込む」は少し違って、長時間火にかけるスープや牛肉煮込みなどはIHのほうが得意です。
また、ガスでは苦手な火力調整が必要な料理も、IHならボタンだけで調整ができるのは大きなメリットです。
IHで炒める・焼くをしたらどうなる?
IHでガスが得意な料理をしたらどうなるのでしょうか?
炒める
野菜を炒めた場合、IHだとしんなり野菜になることも。
ウインナーもガスならパリッと、IHだとボイルしたような食感です。
ガスのほうがシャキシャキ感が残ります。
焼く
目玉焼きを作った場合、卵の焼き具合はそこまで変わりません。
その他の野菜はベーコンなどは、野菜炒めと同じくIHのほうがしんなりするようです。
IHでも美味しく作るには?
炒める・焼くをIHでも美味しく作るためには、ガスとは違ったコツをおさえましょう。
- フライパンに予熱をしっかる与える
- 食材を少なめにして火を通す
- IH専用フライパンを選ぶ
ガスで料理していたやり方は、IHだと火の通り方・味の染み込み方が違ってきます。
慣れるまでは少しずつ作ってみるのがおすすめです。
のふぁい
なぜIHだと美味しくないの?
「IHだと美味しくない」という噂を聞くことがあります。
そこには、IHコンロとガスコンロの構造の違いがあるんです。
具体的に違いを説明していきます。
IHコンロの仕組み
IHコンロは、正しくはIHクッキングヒーターと言います。
IHクッキングヒーターは、電磁調理器という仕組みを使って熱を発しています。
引用:東北電力
特長としては、このような点があります。
- 火が出ない
- 鍋・フライパンの底を熱する
- 上昇気流が起きない
鍋・フライパンの底を熱する仕組みなので、横やフチは熱くなりません。
また、火力調整はボタンだけでできるのでわざわざ火を見て調整しなくても安全に確実に火力調整ができます。
引用:価格.comマガジン
ガスコンロとの違い
料理をする上で、ガスコンロとIHクッキングヒーターの違いは火力と上昇気流です。
火力はIHのほうが強いと言われることがありますが、強すぎるためお湯を沸かす以外に使えないことが多いです。
その点、ガスコンロは強火にしても炒めや焼きをするのにちょうどよい火力になります。
ガスコンロで発生する上昇気流は、熱を上に押し上げる効果のことを言います。
換気扇が油で汚れるのは、上昇気流が油と一緒に上に上がっているのが原因です。
上昇気流は料理に関係あるの?
ガスコンロ(火)を使うことで起きる上昇気流は、鍋・フライパン全体に熱を伝えてくれます。
IHだと底しか温められず、鍋・フライパン全体に熱を伝えるのは難しいです。
そのため、鍋・フライパン全体を使う炒めものはガスの方がシャキシャキ感が残って美味しく作れるのです。
ガスからIHに変わっても使える鍋・フライパンは『ガスからIHに変わっても使えるフライパンの見極め方』にまとめていますので、参考にしてみてください。
IHで美味しく作れるレシピ集
IHクッキングヒーターを製造しているメーカーが、IHの機能を使って美味しく簡単に作れるレシピ集を紹介しています。
IHに慣れていない・これからIHの家に引っ越す方は、順番通りに作るだけで美味しく作れます。
Panasonic
引用:Panasonic
日立
引用:日立
北電産業
引用:北電産業
おわりに
ガスコンロとIHクッキングヒーターの違いと、それぞれの得意料理を紹介しました。
作る環境が変わるとはじめは戸惑いますが、徐々に慣れてくるので安心して料理してください。
レシピを参考にしながら簡単で美味しい料理を作ってみましょう。

コメントを残す